~SCARDAによるワクチン開発・生産体制強化に関する取組みについて~
新型コロナウイルス感染症は、2019年末に世界で最初の患者が報告されて以降、世界中に感染が広がり、我が国においても個々人の生活や社会経済活動に多大な影響を及ぼしています。
このような中、感染拡大の制御に有効な新型コロナウイルス感染症に対するワクチン開発については、欧米諸国での開発・実用化が短期間で行われ、一般市民への接種も先行しました。他方で、我が国におけるワクチン開発については、関係者の様々な努力にもかかわらず、本年3月現在、未だ実用化には至っていません。日本国内で必要なワクチンが迅速に開発・生産されることは、他国の事情に左右されることなく国民に対して着実にワクチンの供給が可能となり、また変異株出現時にも速やかに対応できるなど、感染症対策上極めて重要なことです。また、外交や安全保障上の観点からも重要との指摘があります。
このことから、関係者が一体となって必要な体制を構築し、長期継続的に取り組む国家戦略として、政府は昨年、「ワクチン開発・生産体制強化戦略(令和3年6月閣議決定)」を策定しました。これに基づくAMEDを活用したワクチン開発を先導する仕組みとして、本年3月には「先進的研究開発戦略センター(SCARDA(Strategic Center of Biomedical Advanced Vaccine Research and Development for Preparedness and response))」を設立し、平時から新規モダリティーの育成、製造技術・製剤化技術などについての研究開発を主導することとなりました。
今回のシンポジウムについては、これらの取組みに関する状況を共有した上で、今後の感染症に対するワクチン開発について、関係者との意見交換を試みたいと思います。
主催: | 一般社団法人 レギュラトリーサイエンス学会 | ||||||||||||
日時: | 令和4年6月30日(木)13:30~16:30 | ||||||||||||
場所: | ZOOMウェビナー | ||||||||||||
参加費: |
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定員: | 500名 | ||||||||||||
チラシ: | こちらからダウンロードしてください。 | ||||||||||||
聴講者用マニュアル: | こちらからダウンロードしてください。 | ||||||||||||
事前申込方法: | 事前参加申込は締め切りました。 | ||||||||||||
事前申込締切: | 令和4年6月30日(木)開催当日まで受付可 (事前参加申込は締め切りました。) |
13:00 | 開場 | |
13:30 | 開演・趣旨説明 | |
13:40~14:20 | 講演1 |
SCARDAにおける戦略的なファンディング 古賀淳一(国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 先進的研究開発戦略センター(SCARDA) プロボスト) |
14:20~15:00 | 講演2 |
ワクチン開発の近未来 石井 健(東京大学医科学研究所ワクチン科学分野教授、 東京大学医科学研究所国際ワクチンデザインセンター長) |
15:00~15:40 | 講演3 |
ワクチン産業の新たな挑戦 丹澤 亨(第一三共株式会社 日本事業ユニット ワクチン企画部長、 日本製薬工業協会バイオ医薬品委員会ワクチン実務委員会委員長) |
15:40~16:00 | 休憩 | |
16:00~16:30 | パネルディスカッション パネラー:上記3名の演者 進行:丈達泰史 (日本医療研究開発機構 創薬事業部長) 河野典厚 (医薬品医療機器総合機構 組織運営マネジメント役) |
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16:30 | 閉会 |
一般社団法人 レギュラトリーサイエンス学会 事務局
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