~薬価制度改革の影響と医療保険や製薬産業の将来に向けた課題~
昨年暮れに薬価制度の抜本改革がまとまり、薬価改定・診療報酬改定が4月に行われようとしています。今回の改革は、2016年12月の基本方針に基づき、「国民皆保険の持続性」と「イノベーションの推進」を両立し、国民が恩恵を受ける「国民負担の軽減」と「医療の質の向上」を実現する観点から、約1年をかけて中央社会医療協議会において議論されてきたものです。
具体的には、新薬創出等加算制度の見直し、長期収載品の薬価の見直し、外国平均価格調整の見直し、費用対効果評価の導入等が行われる抜本的な制度改革となりました。振り返ってみると、今回の改革は、1978年の銘柄別収載の導入、1983年の81%バルクラインの導入、1992年の加重平均方式の導入、2010年の新薬創出等加算の導入等と並ぶ、将来にわたる新薬の研究開発、ドラッグ・ラグ、安価で良質なジェネリック医薬品等の確保に様々な影響を及ぼしかねない大きな改革といえるでしょう。
このため、本シンポジウムでは、どうしてこのような改革がなされたのか、医療保険や製薬産業の短期的・長期的な将来についてどのようなことが考えられるのかを中心に、厚労省において今回の改革に中心的な役割を果たされた中山智紀薬剤管理官、医療保険や製薬産業の将来につき研究を進められている坂巻弘之東京理科大教授、また日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会の上出厚志氏にご講演いただくとともに、パネルディスカッションにおいて講師の方々や参加者との間で双方向のディスカッションを行うこととしました。
つきましては、薬価制度はもとより広く医療保険や医薬品業界にご関心のある方々に広くご参加いただきますようお願い申し上げます。
日時: | 平成30年3月19日(月)15:00~18:00(受付14:30~) | ||||||||||||
場所: | 一橋大学一橋講堂(学術総合センター) (東京都千代田区一ツ橋2-1-2) |
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参加費: |
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定員: | 400名 | ||||||||||||
チラシ: | こちらからダウンロードしてください。 | ||||||||||||
事前申込方法: | 事前参加申込は締め切りました。 | ||||||||||||
事前申込締切: | 平成30年3月5日(月)17時 | ||||||||||||
当日参加申込: | 当日、会場にて参加を受け付けます。(受付14:30~) |
14:30 | 開場 |
15:00 | 開会 成川 衛(北里大学薬学部臨床医学(医薬開発学)教授) |
15:00~15:30 | 講演1 今回の薬価制度改革が医療保険や製薬産業の将来に及ぼす影響
坂巻 弘之(東京理科大教授) |
15:30~16:15 | 講演2 薬価制度改革の内容と今後の課題
中山 智紀(厚生労働省保険局医療課薬剤管理官) |
16:15~16:45 | 講演3 産業界からみた薬価制度改革とその影響
上出 厚志(日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会、アステラス製薬) |
16:45~17:00 | 休憩 |
17:00~18:00 | パネルディスカッション 講師:坂巻 弘之、中山 智紀、上出 厚志 座長:成川 衛(北里大学薬学部臨床医学(医薬開発学)教授) |
18:00 | 閉会 |
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